飲食店の軽減税率

最近はTVのニュースでも話題になっていますが、経営者の方は、忙しくなかなか理解するのが大変だと思います。

しかし、数字に強い経営者の方は、既にメニューやレジの変更を計画されていますので、是非まだ何も考えてない、という方はご参考にして下さい。

何が問題なのか

そもそも、軽減税率が始まると何が問題なのか、という点です。よく例に出されるハンバーガー店を例にします。

同じ1,000円(税込み)のハンバーガーを注文し、店内で食べるか、持ち帰るかを聞かれます。

店内ですと90円の消費税

持ち帰りですと74円の消費税

上記の消費税をお客様から店は預かって、これを納税します。

これをレジなどで区別しなければなりません。区別するのは手間がかかって大変であれば、全て店内ということで経理をすると思います。

しかしながら、その差は2%もあります。2%の売上を上げることはそうそう簡単な事ではありません。

年間3,000万円の売上の店舗でしたら、2%といっても60万円も違います。

この対応が、飲食店などでは大変という事が問題です。

具体的にどうするか

メニューとレジの変更が必要になります。

メニューはテイクアウト用のメニューを作成するところもありますが、テイクアウトが出来る旨を載せておくだけでも良いかと思います。

レジは、軽減税率に対応するレジが必要になります。色々な業者がかなりの多額で営業をしていますが、今後の法律が変更になることも考えますと、タブレットなどで対応できる安価なもので様子を見ていただいた方が良いかと考えます。

提案

現在は弊事務所では、消費税の増税に備えて、飲食店だけではなく、様々な業種のお客様の価格設定についてのご相談に対応しております。

店舗によっては、最初の価格設定に失敗して、利益率が低いというところも多いと思います。

今回の増税は、マイナス面だけではなく、新たな価格設定に出来るチャンスだと思って、検討をする様にして下さい。

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